ゴールデンウイークにすること~滿洲國大觀~2020年04月07日 08:26

本を分解して膠を剥がしたところ
武漢肺炎のお陰で勤め先の売り上げはとうとう前年比95%減となり、出社と自宅待機の繰り返し生活が2か月目に入った。政府の緊急事態宣言が発令されれば、ゴールデンウイークも外出自粛になり、尚更自宅にいることが多くなる。これを機に、まだ手を付けていなかった本の修復をじっくりする気になった。

書名:滿洲國大觀 昭和7年 新光社発行 
約800ページの分厚い本で、
全ページに当時の支那・満州写真入りの歴史情勢・地理解説書。

オークションサイトで見つけ、表紙と中身は外れていたが落丁はないとの説明だったので奮発して5500円で落札した。ところが、届いた本を修復しようとページを分解してみたら、34ページ分が落丁していた。過去に一度修復しなおした痕跡があり、そのときに既にページが抜けていたと思われる。出品者に相談したら、3000円値引きしてくれ、その返金分を充当してこの本を蔵書で持っている東京都立中央図書館から落丁分をコピーで入手した。

中身の背には膠(にかわ)がたっぷり塗られていたので水を付けて丁寧に剥がしおわった。写真で茶色く見えるのが膠の跡の様子だ。
これからこの800ページの背中に1ページ1ページ和紙を貼りつけて補強しながら16ページひと組の折り帖に仕立て、その折り帖同士を糸でかがってつなげていく。
私にとっては未知の量だが、自宅での時間はたっぷりある。

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