ソフトカバーをハードカバーに仕立てる2020年03月12日 00:00

ハードカバーに装丁した句集
20年前中国駐在時代に上司だったOBの方が俳句仲間と句集2冊を自費出版され、記念に送っていただいた。前回寿退社の後輩に贈ったドイツ装手製ノート以来、製本シリーズ第2弾として、今回はこのソフトカバーの句集2冊をハードカバー(上製本)に装丁しなおし、OBにお届けする。他の俳句仲間は持っていない世界にひとつのケース付き愛蔵書版となった。喜んでいただけると思う。

【装丁内容】
書籍:装丁前:角背ソフトカバー装 無線綴じ 
    装丁後:丸背両袖装上製本 本かがり
使用クロス:鳥獣戯画風布地
ケース:2冊保管用夫婦箱(めおとばこ) 
製作日数:約5か月

讃岐うどん 世代交代で再開2020年03月12日 23:20

昆布だしの讃岐うどん完食と雑誌WILL
自宅待機を命ぜられている平日のお昼どきに駅前を通りかかると、ずっと閉まっていた讃岐うどん屋に暖簾がかかっているのに気づいた。以前良く足を運んでいたが、老夫婦二人三脚で切り盛りしている店で、店主の親父が打ったうどんを薄い色の昆布だしでいただく。関東で他のうどん屋に絶対入らないのは、この薄い色の昆布だしを出してくれる店が少ないからだ。暖簾をくぐって久々に店内に入ると、厨房にいたのは老夫婦ではなく、以前と同じおかみさんに、息子さんと思われる40~50歳のエプロンを付けた男性だった。
店の内装は以前と同じだが、雰囲気が少し違っていた。エレキギターを基調にしたヒーリング音楽が店内に流れ、壁には日本人らしき若い青年がエジプトピラミッドの前でラクダに乗って記念撮影したちょっと古びた写真が引き伸ばして掛かっている。恐らくこの息子さんらしき男性の若い時の写真か?カウンターに置いてある雑誌は、以前ならトラック野郎が読みそうな袋どじ付きエロ雑誌や週刊文春だったが、今回は旅の雑誌と保守系言論雑誌WILLの最新号に代わっていた。時間待ちに読む雑誌としてWILLを置く飲食店も病院も少ないので、この息子さんらしき男性と政治思想が近いのかと考えると更にお店の応援をしたくなってきた。
手打ちのうどん麺や昆布だしは、おかみさんが健在ということもあり、親父さん時代の品質は引き継がれていた。おかみさんも元気なうちに、後継者の息子さんは色々なノウハウをしっかりと伝授してもらえるよう頑張ってほしいものだ。私も時々味のチェックに行くことにしよう。