安倍首相記者会見に失望 ― 2020年03月29日 10:10

3月28日首相記者会見
3月28日の安倍さんの記者会見にて、どのような景気対策を打ち出すのか期待したが、見事に裏切られ怒りと失望感で聞き終わった。
http://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2020/0327kaiken.html

・国民への現金給付について
安倍「ターゲットをある程度おいて、思い切った給付を行っていく」

→ターゲットを絞るというのは「思い切った」とは言わない。一部貧困家庭にのみ給付金対象という意味だろうが、限定的家庭に消費を促しても、国全体の内需の牽引にはならない。国民全体の消費を促すような政策が必要で消費税減税しかない。

・消費税減税について
安倍 「消費税は、急速に進む高齢化の中にあって、若者からお年寄りまで全世代型社会保障改革を進めていく上においては、どうしても必要な税であり、そのために引き上げたところであります」

→増税時に財務省が用意した模範解答の繰り返し。国民全体が今日、明日死ぬか生きるかのこの瀬戸際に、「全世代型社会保保障を進めるために」消費税は下げない、というのはあまりにも脳天気すぎる。自身がこの度の事を「リーマン・ショック以来の異例のこと」とおっしゃっているのだから、増税時に「リーマン・ショック級のことがない限り」と言ったことに背いていますよ。

・インバウンド関連企業について
安倍 「インバウンドというのは、安倍政権において成長の大きなエンジンでした。このエンジンを担っていた人たちが、ほとんど現金収入がなくなってしまうという状況、事業の継続とともに生活を維持する観点から、思い切った額を考えていきたいと思います」

→人の往来が原因で世界中がこんなひどいことになっているのに、成長戦略としてまだインバウンド入れるつもり?懲りてないのか。インバウンド頼みの危うい戦略は考え直すべきで、それに付随して勃興してきた一部企業が淘汰されることはやむをない。まず武漢肺炎以前からある日本の産業全体の救済だ。苦しんでいる我々に旅行券を出しても、すぐ使う状況ではない。国民が元気になったらいつでも旅行に行くから。

・経済政策について
安倍 「経済政策は、私は効果がなければならないと。なるべく即効性のあるものがいいと思ってます。」

→一部対象家庭への限定的現金給付とインバウンド企業の救済だけでは効果も即効性もない。武漢肺炎も喉もと過ぎたら、またインバウンド頼みの日本ですか?もう勘弁してください。日本へ製造を回帰させて自分で自分が使うものを生産する産業構造を考えようよ。財務省のしがらみに囚われた中途半端な政策では、せっかく延期したオリンピックも国民がクタクタになって、イベントを迎えるだけの体力が残っていないことを懸念する。

安倍さん他、政治家は大体そうだが、前置きの言葉は正論なのだが、後半の実施内容は腰砕けだったり、前置きと矛盾だったりする。有権者として声をあげる。