武漢病毒研究所が口を開いた2020年03月11日 00:30

武漢肺炎が世界に蔓延する
これまでだんまりだった武漢病毒研究所がようやくHPで情報発信し始めた。最新は2月19日付で病毒研究所指導部から研究所全職員に向けて発信している。職員宛てならわざわざ公開しなくてもいいと思うが、要するに手紙形式で世界に「言い訳」を掲示している。ただ、ネット上で実しやかに言われている憶測を含む内容を、国家機関のHPで自ら具体的に触れているのはある意味「画期的」だ。

http://www.whiov.ac.cn/tzgg_105342/202002/t20200219_5502325.html

以下、翻訳してみた。

研究所全職員、研究者各位
   新型コロナウイルスの爆発的発生以来、研究所内の全党員幹部・職員・研究生は党中央の決定事項や院内党組織の任務をやり遂げ、感染症蔓延の防止と抑制を厳格に行い、科学技術の難関に取り組む重責を自発的に担っている。 しかし近頃ネットで我々研究所に関する嘘が流布している。例えば「新型コロナウイルスは人工的に作られたもの」「ウイルスは研究所のP4研究室から漏れたもの」「解放軍がP4研究所を接収管理している」「ある研究スタッフがウイルスを漏らし死亡した」「ある研究者が発病者第一号だった」「ある研究員が実名で研究所指導部を告発した」等の内容で、これは各界の注目を浴びており、科学研究最前線を守っている我々研究所のスタッフに対して大きな損害を与え、「感染症」との戦いという研究所が担う緊急的科学研究重要任務に対する深刻な阻害要因となった。
  感染病発生以来、研究所は科学研究の難関に全力であたり、研究所の呼びかけに所内の同僚や研究せらはこれに応じ自発的に正月休みを返上し、様々な困難を克服して感染病蔓延の防止と抑制および実験室での生物安全管理各規程を厳格に遂行した。一刻を争いながら昼夜問わず「感染病」最前線で奮闘し、「科学技術のイノベーションは、国の為、人民の為」という科学技術者としての責任と任務を果たした。我が研究所の高等レベル生物安全クラスタープラットホームが持ち、国内外にも公開している根本理念は、国内外の関係機関が連携して新型ウイルスの科学研究的難関に取り組むための有力な支えとなっている。
  2019年12月20日夜、武漢市金銀譚病院から我々研究所宛てに原因不明の肺炎サンプルが送られてきたのち、総力を挙げて連日連夜72時間その解析に打ち込んだ。2020年1月2日には新型ウイルスの全ゲノム配列を確定し、1月5日ウイルスの細胞株を分離し、1月9日国家ウイルスリソース庫にストックし標準化保存を成しえた。1月11日には国家衛生健康委員会指定機構の一つとしてWHOに対してウイルス配列を提出すると同時に病原の鑑定・ウイルスの根源・病原体の検測・抗ウイルス薬品やワクチン開発・動物モデルの構築等多くの取り組みを展開し、良好に進展した。このほか、我が研究所は武漢市指定機構のひとつとして、新型ウイルス肺炎の病原体学検測業務に参与し、1月26日から新型肺炎と疑われる病人の咽頭スワブ4000人分のサンプルを検査した。更に研究所職員と研究生から成るチームを黄岡市派遣し、病原体検測支援をして感染病の蔓延防止と抑制に尽力した。

ここ1か月余りの辛労を振り返り、我々は良心に誓ってなんら恥じることはない。
  
 感染病蔓延状況の今、まさに「感染病」最前線の戦いが、科学技術での重要取り組みである。習近平同志を党中央の中心として我々はしっかり団結し、党中央の呼びかけに固い決意で応じ、党内の各レベル組織での戦いの砦としての役割と党員幹部の科学技術第一線の先鋒部隊の模範的役割を十分に果たせてきたのだ!

皆さん、どうか自信を持ってほしい。妨害を排除し、一致団結し、全身全霊で科学技術の難関と感染病蔓延の防止抑制に取り組み、一歩一歩ひたむきな成果で科学技術「国家代表チーム」としての使命と任務を体現し、有力な科学技術支援を実践して、感染病防護抑制戦争に打ち勝とう!

今、中国は頑張っている!
武漢も頑張っている!
我々武漢病毒所も絶対頑張らねばならない!
                中国科学院武漢病毒研究所指導班全メンバー
2020年2月19日 
 
--原文を転記する。------
新冠肺炎疫情爆发以来,全所党员干部、职工和研究生坚决贯彻落实党中央决策和院党组部署,严防严控疫情,主动承担科技攻关重任。但近期,网络流传涉及我所若干谣言,如“新冠病毒源于人工合成”“病毒是从P4泄露的”“军方接管P4”“某研究人员因病毒泄露死亡””“某研究生是‘零号病人’”“某研究员实名举报所领导”等,引发了各界的持续关注,对坚守科研一线的我所科研人员造成极大的伤害,也严重干扰了我所承担的战“疫”应急科研攻关任务。
  疫情发生以来,我所全力以赴开展科研攻关,我所同事、同学响应研究所号召,主动放弃春节假期,克服重重困难,严格落实疫情防控及实验室生物安全管理各项规定,争分夺秒、夜以继日,奋战在战“疫”第一线,践行科技工作者“创新科技,报国为民”的责任和担当。我所高等级生物安全团簇平台秉持面向国内外开放的宗旨,还为国内外相关机构开展新冠病毒联合科研攻关提供了有力支撑。
  2019年12月30日晚,我所收到武汉市金银潭医院送来的不明原因肺炎样品后,连夜组织力量、连续72小时攻关,于2020年1月2日确定新冠病毒的全基因组序列,1月5日分离得到病毒毒株,1月9日完成国家病毒资源库入库及标准化保藏,1月11日作为国家卫健委指定机构之一向世界卫生组织提交了病毒序列。同时,还在病原鉴定、病毒溯源、病原检测、抗病毒药物及疫苗研制、动物模型建立等方面开展了大量工作,取得了良好进展。此外,我所作为武汉市指定的机构之一,参与了新冠病毒肺炎病原学检测工作,自1月26日起,累计检测疑似新冠肺炎病人咽拭子样本约4000份,我所还派出了由职工和研究生组成的小分队,支援黄冈市病原学检测,为疫情防控工作尽心出力。
  回首过去一个多月的艰辛付出,我们问心无愧!
  疫情当前,科技攻关就是战“疫”前线。让我们紧密团结在以习近平同志为核心的党中央周围,坚决响应党中央号召,充分发挥各级党组织的战斗堡垒作用和党员干部在科研一线的先锋模范作用!请大家要坚定信心,排除干扰,团结一致,全身心做好科技攻关和疫情防控各项工作,用扎实的工作成绩体现科技“国家队”的使命和担当,为打赢疫情防控战提供有力的科技支撑!
  当前,中国在加油!武汉在加油!我们武汉病毒所也一定要加油!
                中国科学院武汉病毒研究所领导班子全体成员
                                    2020年2月19日

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://onokorojima.asablo.jp/blog/2020/03/02/9220046/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。