NHKの傲慢~NHKニュースは産経ニュースより正確だ~2019年11月26日 22:17

毎週通っている中国語のクラスメートにNHKの現役論説委員がいることが判明した。
なぜ分かったかというと、比較級を使って構文を作る際
「NHKニュースは産経ニュースより正確だ」
という中国語文章を彼が作ったからだ。
一般人が自身の感想で作った文なら聞き流すところだが、NHKの現役論説委員が自分の局のニュースが他局より正確だと言い放ったところが大いに引っかかった。

何を以てNHKのニュースが正確だと思っているのか。NHK放送のうち信用でき安心して聞けるのは天気予報と台風地震情報だけだと私は思う。本来は両論併記すべき立場の公共放送局が、真実を彼らのフィルターにかけるため、ニュースを聞いていると結論ありきで気分が悪くなることも多々ある。例えば外交問題。日中、日韓関係を報道する際も、常に報道の主語は「中国政府は」「習近平は」「韓国は」「文大統領は」でしきりに外国側の主張立場を報道し、それに対し「日本政府」はと最後に付け足す。人民日報、中国中央電視台のニュースを見ているのではないかと錯覚することがある。

先般の北海道大学教授の中国による拘束もそうだ。9月に既に北大教授は拘束されいるにも関わらず報道各社と日本政府は緘口令を敷いて一切報道、発表しない。それを10月19日、即位の礼で王岐山が来日する直前に産経新聞が第一面でスクープ報道したことで国民はやっと事実を知り、政府も10月22日に来日した王岐山に北大教授拘束の事を言及せざるを得なくなった。先般11月15日北大教授はようやく解放帰国できたが、もしスクープがなければ、おそらく習近平が国賓として来日する予定の来春まで事実は隠され、拘束されたままだったろう。見て見ぬふりをした政府とメディアと北海道大学。未だに9名の日本人が拘束されている。

NHKは普段、「表現の自由」「政府の監視役」「社会の公器」「弱者の立場に立って」「公共放送としての役割」など盛んに美辞麗句を並べているが、北大教授拘束問題ひとつとっても産経を非難する資格がNHKにあるのか、はなはだ疑問である。

NHKは社員が約1万人いて、平均年収1780万円だそうだ。うちのクラスメートは見た感じ50過ぎだから、軽く年収2000万円は超えているだろう。これらの給料は国家予算と我々の受信料で賄っている。にも関わらず、日本国民が拘束された事実すら報道せず、到底弱い立場の人の苦しさなどわかるはずもない年収で、産経を非難する。自分の局の報道が本当に正しいと信じて言い放ってしまうガラパゴス体質と世間のKY(空気読めない)感覚が怖い。
今週の「時論公論」に論説委員として出演するらしいが、私は引っ越しをきっかけにテレビを捨てたので残念ながら彼の「自論」は確認できない。
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu/committee/

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