都会の開業医~羊頭狗肉?~2019年11月30日 22:33

自宅近くの眼科に行った。「山田眼科」(仮称)と看板を掲げているのに、山田先生に診てもらったためしはなく、行くたびに先生が違う。今日の先生は高校生みたいな容貌でぼーっとしたしゃべり方でこれまでで一番若い男性だった。見るからに新人だ。不安がよぎった。
症状は目の中がコロコロ違和感があると相談に行ったのに、綿棒で瞼のふちを「ここは汚れやすいから」となでなでするだけで、「様子を見てまたコロコロするようだったら来てください」といって終わろうとするので、「今、目がコロコロするので今日相談に来たのです。今までの先生なら瞼の裏側をみていただき、そこを処置してもらった」と粘ると、「僕はやったことがないので自信がない」という。ある意味正直だ。
こちらも怖かったので「では結構です」と言って帰ろうとすると、自尊心を傷つけたのか、「やってみましょう。痛かったら言って下さい」といって瞼の裏を処置し始めた。これまでの先生にない痛さが走り「痛い!」といったら先生は黙って止めた。目から血が出てきた。診察室を黙って出て、看護婦に「ベテラン」の山田先生の診察日は何曜日なのか確認した。
瞼のふちをナデナデし、瞼の裏を処置する前に出血させて治療を中断し、
1150円の治療費を払った。先ほど血が出てきた瞼裏が時間の経過とともに段々ジンジンしてきたので、先生にもう一度出血部分を消毒してもらおうと看護婦に相談したら、診察室には通されず、消炎目薬の処方箋を用意され、さきほどの「治療費」に加え、更に追加料金1380円と受付で言われた。
治療も中途半端、おまけに出血させられ、治療代より高い処方箋を押し付けられるのはおかしい。「これだったら要りません」と言ってバカバカしくなって医院を出た。

都会の医院は○○医院と書いておきながら、○○先生ではなく、雇われた研修医やどこのどなたかよくわからない先生に診察されることが少なくない。医者と患者の間には相性もあるし、行くたびに先生が違うようでは、患者のほうも不安でしょうがない。宝くじのようなもので、当たりか、外れか。これって、医療の羊頭狗肉ではないか。