一銭にもならないことをする2020年11月01日 09:02

都内のスタンプを集める
人は常に損か得かで行動選択をすることが多いが、10月最後の日、一銭にもならないことを一日中、お金と精神力と体力をかけてトライした。それはJRの駅スタンプ収集めぐりだ。以前駅の売店でJR特製の都内78駅用スタンプ帖を見つけ、迷った挙句購入した。なぜ迷ったかと言うと買ったが最後、スタンプ帖を埋めねばならない義務が発生するからだ。
JR東日本は都内の駅のスタンプを令和2年7月にリニューアルした。それを機にスタンプラリーのイベントを開催している。指定用紙に一部の駅スタンプを押してJRに提出すると特製グッズがもらえるらしいが、私はそれに関心がない。期間を決められるのも面白くないし、集めるなら全駅のスタンプが欲しい。
今日は製本工房が午前中に終わったので、午後から夜までスタンプ集めにトライすることを急きょ決めた。出発前に自分用の日本製スタンプ台を700円で買った。人気の駅はスタンプ台のメンテナンスがされておらず、押すとインクが薄くがっかりするからその対策だ。
14時から最後22時まで一日中都内の駅を回った。スタンプ台にたどり着くと私と同様スタンプラリーに参加している中年男女が意外に多かった。みんな暇なんだな。いずれも指定用紙に薄いインキでも気にせずスタンプを押していた。私のように単にきれいなスタンプを完全に収集する目的の人は見当たらなかった。駅の階段やエスカレータを上がったり下りたり、最後は膝に来た。
全78駅のうち、本日は8時間かけて35駅のスタンプを収集できた。

最後にJRに言いたい。
・スタンプイベントを企画するなら、スタンプ台のインキ補充も定期的にすべき。
・駅に複数改札口がある場合、電車からホームに降りたらどちらの改札口にスタンプが設置されているかをホームに明記しておくべき。特にホームの両端に改札口がある駅に降りた時、どちらに行こうか一種賭けを余儀なくされる。行ってみると予想と反対の改札口のスタンプ設置を知ると、ホームを端から端まで歩かされることになる。
・リニューアルしたスタンプは、どこかの広告代理店かイベント企画に発注したのか、各駅の由来を家紋風にしたスタイリッシュなデザインと銘打っているが、スタンプと言えば、綺麗な風景やその土地の特徴が絵で描かれている泥臭いものだ。今回リニューアルされたスタンプは、どこか無機質で面白みが全くない、見ていてもつまらない。

【以前のJRの駅スタンプ】
https://www.jreast.co.jp/tabidoki/pdf/20140417_stamp.pdf

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