環境守って国滅ぶ2020年11月07日 22:09

環境守って国滅ぶ
日本は1997年の京都議定書から始まり、後生大事に律儀に「エコ、エコ」で20年走ってきた。この間の我が国の産業衰退はひどく、ジャパンアズナンバーワンは死語となり、どの分野でも世界に追い越されてしまった。
ところが、世界の二酸化炭素排出量をみると日本は地球全体のたった3.4%。20年間で40%削減してきたと豪語しているがその結果がこれだ。50%削減しようがゼロにしようが、中国、アメリカが減らさない限りは、日本の努力など屁のつっぱりにもならない。
先般菅(すが)首相が「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする脱炭素社会の実現を目指す」と言っている。経団連の中西会長まで、脱炭素社会を推進しようとしている。日立製作所会長で産業界の代表である彼が言うことではない。正気の沙汰とは思えない。日本が一番にならないように更にエコに邁進するために、竹中平蔵、デビッドアトキンソンから入れ知恵されたんだろう。70歳の彼らが30年後に脱炭素社会をつくるって、既にご自身はこの世にいないであろう日本にどう責任をとってくれるのか?外交、軍事、経済、産業は常に目先の事しか考えないくせに、こういうときだけ20年先を見通してどうするのか。環境守って国滅ぶだ。そもそも国家なんかいらないというグローバリストにとっては格好の方策だろうが、勘弁してほしい。