外国で見つけた日本地図 ~ロシア プーシキン編~2019年10月19日 15:48

リツェイ(学習院)にあった地球儀
ロシアのサンクトペテルブルク(旧レニングラード)の郊外エカチェリーナ宮殿敷地の一角にロシアの詩人プーシキンが若い頃過ごしたリツェイ(学習院)がある。1811年から1843年まで高等貴族学校として使われていた教室と寄宿舎が公開されている。ある教室で地球儀を見つけた。いつ頃の地球儀かは不明だが、この学校にプーシキン(1799年~1837年)も学んでいたことを計算すると、この地球儀は伊能忠敬(1745年-1818年)が生きた時代とも重なる。
残念ながらロシア語が読めないので、地球儀上の地名がどのような表現になっているのか不明だが、こちらもやはり稚拙な日本列島であることがわかる。ロシアにとっても極東の隣国である日本列島だが、やはりこの程度しかロシアも日本を理解していなかったことを見ると、外国勢力に対する当時の日本の護り(外国勢力を寄せつけない護り)は固かったのだろう。今の日本は昔の日本を見習ってほしいものだ。