御製を詠まれた男、出光佐三2021年06月20日 20:40

出光興産が明治44年6月20日に創業して110年目にあたる今日、元出光興産社員奥山康大氏の『正伝 出光佐三』出版記念講演に行ってきた。百田尚樹氏の『海賊と呼ばれた男』のモデルとも言われる創業者出光佐三は決して海賊ではなく、彼が逝去したとき、
昭和天皇から
国のため ひとよつらぬき 尽くしたる 
             きみまた去りぬ さびしと思ふ
と「御製を詠まれた男」である。
出光佐三は終戦の詔を聞いた2日後には社員に向けて『玉音を拝して』を訓示しそのなかで
1.愚痴をやめよ
2.世界無比の三千年の歴史を見直せ
3.そして今から建設にかかれ
と3つの事を示したのが出光興産社内教育資料にあるそうだ。グローバリズムと中国脅威の波とコロナ不況で瀕死の状態の我が国だからこそ、出光佐三という日本を愛した経営者の生き方をこの本で学び実践できればと思う。