本の花布(はなぎれ)一本編み2020年10月12日 00:04

一本編み
本の上下(天地という)の背中よりのところにちょこんと載っかっている飾り布のことを花布(はなぎれ)という。もともとは補強の役割が主だったようだが,現在は装飾と背部を隠す役割もあるという。自宅にハードカバーの本があったら本の背の部分をご覧いただくと色布のようなものがあるはずだ。
手製本では普段、1ミリほどの麻ひもに布を巻き付けて簡易的に作るのだが、この度一本編みという手法を学んだ。1ミリの革ひもを軸にして本の上端に乗せ、好きな色の絹糸を本の中身とくっつけて編んでいく。ピンクとブルーの絹糸で編んでみた。そのほかにも色々編み方があるようなので、今後も少しずつ学んでゆき、手製本のデザインの幅を少しずつ広げていきたい。