靖國神社の神木苗2020年08月16日 20:44

靖國神社の神木苗
靖國神社の正門を入ってすぐ左手に屋根付きの小さな台があって、そこには様々な種類の苗木が片手に載るほどの大きさで置いてある。心ある人はひと苗500円を無人の箱に奉納し持ち帰ることができる。
今年の終戦の日に正門をくぐると、いつもよりも多い種類の苗が置かれていた。1000円を納めて榊とくちなしをいただいてきた。

苗についている言葉には以下の通り書いてある。
「銀杏などの種苗について
この種及び苗木は、元戦車隊長吉松喜三氏が毎朝未明神社に詣で、落ちた実を拾い集めてみづからこれを洗い清め、境内の特別苗園に於いて丹誠こめて発芽育成し、神社に奉納されたものであります。
吉松氏は支那事変中から終戦まで、中国戦線で日華両軍の戦没者のみたまを弔いつつ大陸の緑化に協力され、終戦後は靖國神社の献木に、更に遠くは沖縄を始め各地の護国神社その他に銀杏などの種苗を送る等今日稀に見る奇特な方であります。
右のような次第の種苗ですから、靖國神社に参拝されるご遺族を始め、ご英霊に縁故のある方々にも差し上げて忠魂碑或いは墓所などに末永く育てて頂ければ幸と存じます。
靖國神社社務所」

靖國と言えば「さくら」と「いちょう」だ。以前桜の苗木があったとき、3回、計6本育てようと持ち帰って挑戦したが、3回とも枯らせてしまい、これ以上「さくら」に執着することはやめた。いちょうはベランダで順調に育ったのち、実家の庭に植え替えて5年になる。
秋になったら、今日頂いた榊とくちなしを植え替えて育てようと思う。