本当に「経験したことのない大雨」なのか?2020年07月08日 07:30

どうしてこんなことになってしまったのだろうか。
最近の天災を見ていると、ちょっと梅雨前線が通過するだけで日本各地が毎回大洪水になり、家屋が流され、多くの人が命を落とす。

いつからこんなことになってしまったのだろうか。
気象庁やニュースの発表では
・「経験したことのない被害が出る恐れがあります」
・「命を守る行動を最優先にしてください」
・「数十年に一度しかないような甚大な災害の危険が差し迫っています」
・「土砂崩れや川の氾濫、低い土地の浸水に最大級の警戒が必要です」
・「外に出るのが危険な場合は、2階以上の建物に避難してください」
・「周囲の状況を確認し直ちに避難してください」
と決まったセリフの繰り返し。
私が子供の頃は、大型台風が来ても、台風一過で今ほどの被害はなかったような気がする。

なにが原因なのか。
・温暖化で日本の気候が熱帯化しているのか。
・林業従事者が少なくなって山が放置され地盤がゆるくなっているのか。
・緊縮財政、コンクリートより人が大事として、行政がダムや治水を怠ってきたからか。

とにかく最近の災害対策は毎回、「自己責任」で自分の事を考えて逃げろ、と言われ、被害が出てから自衛隊・警察・消防出動の繰り返し。
普段、盛んに「命の大切さ」「二度と繰り返さぬように」と声高に言いながら、「天災」になった途端にこのままでいいのか誰もそれを指摘しない。今の「対策」は何かが違う気がする。

国や自治体の行政は、産業構造、環境、インフラなど総合的に検証し日本全体の根本対策を考えてほしい。治水をすることも立派な「福祉」だ。