香港は死んだ2020年07月03日 06:50

香港は死んだ
2019年10月14日の当ブログで民主化運動をしている香港を紹介した。中国共産党の香港安全法施行により7月1日香港が香港でなくなり「香港は死んだ」と産経新聞が真っ黒な背景でトップページに紹介した。悲しみが第一面に溢れている。中国共産党の軍靴の音が沖縄、北海道そして日本にもヒタヒタと近づいている。
産経第一面の内容を転記し、DEEPLというAI翻訳機能でとりあえず中国語に変換してみた。(中国語については再度後日当方にて修正予定)

【香港は死んだ】
 2020年6月30日。目に見えない、中国の戦車部隊が静かに香港に進駐した。「香港国家安全維持法」という恐怖による香港統治の幕開けである。23年前の7月1日に始まった「一国二制度」の香港は、死んだ。
 共産主義の中国本土と資本主義の香港の関係を、日本の外交官がこんなふうに表現したことがある。たらいに水をためて、顔を沈める。耐え切れなくなったら、顔を上げて息を激しく吸う。水面下の息苦しさが中国本土で、一息つけるのが香港である、と。
 確かに中国本土から香港に入れば、尾行や盗聴の心配をしなくていい、ネットの規制もない、同じ中国ながら、ほっとできる空間が広がっていた。世界から人が集まり、国際金融センターとして機能できたのも、このためである。その自由が消えようとしている。
 香港が英国から中国に返還される前、中国共産党は香港市民をこうなだめた。 「井戸の水は河の水を犯さず、河の水は井戸の水を犯さず」
 返還から50年間、水が交わることはないから安心しなさい-。それが今、香港国家安全維持法という濁流に香港がのみ込まれようとしているのだ。
 これまで自由に中国や香港政府を批判し風刺してきた香港の人々は口を閉ざし、仮面をかぶり始めた。政府は「一般市民に影響はない」と繰り返すが、それを信じる人はいない。
 中国本土からは、国家安全当局の要員たちが香港にやって来る。習近平国家主席を批判しただけで、人民を逮捕してきたのが彼らだ。しかも香港国家安全維持法は、人権を保障した香港の法律よりも優先される。にらまれたら最後、逃れる手立てがない。
6月4日、天安門事件の追悼集会を取材したときのこと。1989年、中国の民主化運動が武力弾圧された天安門事件の集会も、今年が最後になるかもしれない。違法集会にもかかわらず、数千人が集まった。
 16歳の女子高生がいた。天安門事件について「戦車に男の人が立ちはだかる写真が印象に残っています」と話した後、こう言ったのだ。「今、香港人がその戦車の前に立とうとしているのだと思います。私はちょっと怖いけど…」
 怖くない人はいない。相手は見えない戦車だけに、どこから弾が飛んでくるか分からない。それでも、戦車に立ちはだかろうとする香港人たちは必ずいる。面従腹背の市民たちも、いつか仮面を脱ぎ捨てるときが来る。息の長い戦いになるだろう。国際社会もまた覚悟を迫られている。
 夜明け前が最も暗い-。最近、自らにこう言い聞かせる香港人が多い。2020年6月30日、香港は暗黒時代に入った。(香港 藤本欣也)

【香港已经死了】
2020年6月30日 无形中,中国坦克部队悄然进驻香港。 23年前的7月1日,是 "香港国家安全法 "的恐怖,是香港统治的曙光。 开始的 "一国两制 "香港,已经死了。
 一位日本外交官这样描述共产主义的中国大陆和资本主义的香港之间的关系。 有。 在浴缸里装满水,将脸沉入其中。 当我受不了的时候,我就会抬起头来,用力地吸气。 都说水底憋屈在中国大陆,香港是个可以歇歇脚的地方。
 当然,如果你从中国大陆进入香港,你不用担心被人跟踪或窃听,你没有网络限制,你没有。 虽然也是在中国,但空间里的生活却很轻松。 这也是全世界的人都来中国的原因之一,也是中国能够发挥国际金融中心功能的原因之一。 但现在这种自由正在消失。
 在香港从英国回归中国之前,中国共产党安抚香港人民说:"井水不犯河水"。 '井水不犯河水,河水不犯井水'。
 别担心,回归后50年内都不会有交集--这只是个开始。 现在,香港即将被《香港国家安全法》的浑水吞没。
 过去自由批评、讽刺中国和香港政府的香港人,闭上了嘴,戴上了面具,被拖入法律的浑水。 我开始。 政府重申不会对公众造成影响,但没有人相信他们。
 从中国大陆,国家安全机关的人员来到香港。 他们就是因为批评习近平主席而抓人。 此外,香港《国家安全维护法》优先于香港保障人权的法律。 如果他们盯着你看,就没有办法逃脱。
6月4日,我报道了1989年天安门广场抗议活动的追悼会,当时中国的民运遭到了军事力量的阻挠。 今年可能是压抑的天安门广场集会的最后一年。 尽管是非法集会,但还是有数千人到场。
 一个16岁的高中女生在那里。 在谈到天安门事件后,她说:"我记得有一个人站在坦克上的照片。 他这样说。 '我想香港人现在就要站在那个坦克前了。 我有点害怕,但是... ...
 没有人不害怕。 敌人是一辆看不见的坦克,你永远不知道子弹会从哪里来。 即使如此,香港总有人愿意站在坦克面前。 香港市民脱去面具的日子终将到来。 这将是一场持久战。 国际社会也必须做好准备。
 黎明前的天是最黑的。 最近,很多香港人都在告诉自己,2020年6月30日,香港将进入黑暗时代。

(2020年7月1日産経新聞第一面より)