観光公害と中国の侵略~「我守我自身」~2020年02月23日 18:30

観光公害による店主の悲鳴
3連休を利用して、静かになった北の街に出かけた。
北海道は中国系もしくは中国の息のかかった企業に
静岡県相当の面積の土地を既に買われていると聞いている。

この北の街も、チャイナの侵略が確実に一歩一歩進んでおり、
ここ5年で、ずいぶん街の姿が変わってしまった。
まず2015年にJR駅前の大通り商店街のアーケードが撤去された。
これは今後起こる再開発のための伏線であったのだろう。
アーケードがあると区画整理、ビル建設には邪魔だから。
その後駅前の地元老舗デパートが廃業し、ビルは解体。
駅前の商店街はインバウンド向けの飲み屋とパチンコ屋に取って代わった。
かろうじて残っていた老舗の個人商店も再開発で激減、
昨年あった古本屋に行こうと思ったらすでに消えていた。

この大通り商店街に残る和菓子店を見つけた。
以前なら通り過ぎていたが、周りが飲み屋とパチンコ屋になったが故に却って目立っていた。
店の入り口に「FOREIGNER 中国人 OUT OF SHOP PLEASE」(外国人、中国人お断り)とはっきり書いてある。
明らかに一見さんの私は、日本人であることを知らせるために
入店して開口一番「べこ餅ください」と店員の女性に声をかけた。
店員の女性は私の日本語を聞いて少し安堵の表情になった。
中へ入ると各種手作りの菓子類がお盆に乗って陳列されている。
その横にも貼り紙で「DONT TOUCH OUR GOODS」(商品に触るな)と英語で書いてある。それはそうだ。買いもしないのに包装の上からとはいえ餅を触りまくられたら、不潔だし商品にならない。

この和菓子店のすぐ隣の土地は既に空き地になっている。
空地の入り口に「開発予定地 家安観光開発株式会社」と大きな看板が掲げられている。

ネットで調べたらこの会社だった。
http://ieyasu21.com/index.html
https://ja-jp.facebook.com/ieyasu21/
https://twitter.com/ieyasu21

会社ロゴの「家安」のフォントは中国でよく見かけるタイプ。
社名「家安」も以前徳川家康ブームが起こった中国を意識している
事業内容も不動産売買と観光バス業と完全にインバウンド向け
フェイスブックも各国言語でアピール。

遅かれ早かれ恐らくこの和菓子店も忍び寄るチャイナの再開発で、次回訪れた時には消えて無くなっているかもしれない。新宿歌舞伎町の真ん中に和菓子屋があるようなもので、この街の大通りの客層がインバウンドに変わってしまったから。そう思うと食べきれないほどあれやこれやと購入してしまった。

店頭の表の貼り紙「外国人お断り」の一番下に
中国語風日本語で、
「我守我自身」と書いてある。
これはこの店の悲鳴であり、我々日本人の悲鳴でもある。

昨年夏の災害時に
政府・自治体こぞって国民に「命を守る行動を」と呼びかけ
国家が国民を守ることを放棄した。
観光公害も同じである。
インバウンド被害に対するこの和菓子店の叫びのように、
今の日本は自己責任で自分で自分を守るしかないのか?
政治は、安倍・菅・二階は、本当に何をやっているのか。
日本入国のビザ条件を緩和し、インバウンドを誘致したのは誰だ?
我々日本人の悲鳴が聞こえないのか。