阿波踊りが始まる2023年08月12日 06:41

徳島県の阿波踊りが始まる。ナマで見るのは初めてだ。
徳島県の人々は、この日の為に、1年間鍛錬している。
「連」と呼ばれるグループを組織して、連ごとに踊る。男踊りは腰を低くしてがに股で進む。女踊りは背筋をしゅっとして細い腕をまっすぐ上げ、内股で進む。男踊り、女踊りで共通しているのは指先の美しさだ。
「踊るアホウに、見るアホウ、同じアホなら踊らにゃ損損」と言われ、
誰でも自由に飛び入り参加して踊れるが、美しく踊るにはやはり鍛錬が必要である。
聞くところによると、「連」の踊り手になりたかったら、まずスクワットを練習するらしい。これに耐えられなければ、踊りをさせてもらえない、
それくらい徳島県人は踊りにこだわりを持っている。

阿波弁のおみくじ~徳島県護国神社~2023年08月20日 23:37

徳島県護国神社本殿には面白いおみくじがある。阿波弁おみくじである。表には「阿波踊りみくじ」と書いてあるが、中身は阿波弁(徳島弁)で書いてある。

おなじアホなら引かなきゃソンソン~。阿波踊りみくじ 阿波弁じょ 徳島はええとこじょ

今回の参拝で私がひいたみくじは小吉で以下の通り。

「恩をあだで返されるような不幸災難があってつらいけんど、怒らんと我慢しとったら、どないかなるけん。無理せんとのんびり行きよ。信用失うけん、なんぼ腹が立っても、いらんこと言うたらあかんじょ。」

書いてある内容が、今の私にドンピシャでびっくりするとともに、自戒する気持ちをあたらめて持った。

ここには先の大戦で戦地に赴いた徳島県出身の慰霊碑が本殿脇に建立されている。

そのうちの一つに、硫黄島慰霊碑があった。碑の後ろに回ると、硫黄島で亡くなられた徳島県出身の計55名の英霊の名前が刻まれていた。

以前ブログで紹介した硫黄島の洞窟入口に掘られた名前「■田嘉壽雄」さんの名前があるか、ひとつひとつ石の上から指でなぞって確認したが、徳島県出身者の中にはおられなかった。

硫黄島(いおうとう)~76年前の刻印~

毛沢東を「修復」する~黒につつまれた赤~2023年08月28日 16:30

 30年以上前に北京や日本の語学学校等で手に入れた毛沢東関連の古書を思い出し書棚から取り出すと、ビニールの表紙が変形・変色していた。いずれも文化大革命真っただ中の1960年代の出版で、当時の生活水準を偲ばせる簡素な装丁であった。それらをこの機に「贅沢」な総革に仕立て直すことにした。

まずは書籍本体、以下の4冊だ。
①『毛沢東選集』(中国語):1406ページ
②『毛沢東思想勝利万歳』(中国語 毛沢東語録も収録):579ページ
③『毛沢東語録』(日本語):431ページ
④『Quotation from Chairman MAO TSU-TUNG』(英語):312ページ

装丁前:ビニール製ブックカバー型並製
装丁後:総革丸背ソフトカバーつきつけ装
表紙:赤のシュリンク牛革
見返し:北京で購入した文化大革命トランプをコピー
タイトル:ホットペンと星型活字で箔押し
ケース:羊革五星紅旗空押し観音開き掛金錠四方帙 内側はアートレザー

 4冊とも原本は見返しもなく全体が粗末なものだった。以前北京軍事博物館で購入した文化大革命トランプから、文革当時のプロパガンダポスターをカラーコピーして、見返しにしつらえ、「豪華」な総革装丁に見合うカラフルさを演出した。

毛沢東語録とプロパガンダポスターは同時代のものであるが、本は本、ポスターはポスターで用途が別なので、当時でも両者は一緒に使われることはなかった。それを今回装丁しなおした本の中にプロパガンダポスターを見返し(表紙の内側)に仕立ててコラボさせた。

 最後にこの4冊を収めるブックケースがポイントだ。中国共産党にとっても「黒歴史」である文化大革命をとらえるには、ブックケースも黒以外考えられなかった。一頭分の黒い羊革を使い、観音開き風のケースにし、外装は鉄格子の向こうに、文化大革命自体の人民や毛沢東が見えるしつらえにした。この観音開きの扉を閉ざす錠は、以前ホームセンターで懐かしいと思って衝動買いし、いつか使いたいと思っていた掛金錠を使った。

最後にケースの上蓋、鉄格子の毛沢東の窓の下方に、五星紅旗を、金箔は使わず、黒い★を演出するため空押しをした。
「黒」につつまれた「赤」。「黒」を開けると、華やかかりし文化大革命の遺産「赤」がお出ましになる。世界広しといえどこんなに「豪華」な総革装丁の毛沢東語録は他にはないであろう。