脳検定をしてみたら2022年03月25日 18:35

最近、目の前にいる同僚に話しかける時一瞬相手の名前が出てこなくなったり、途中で何をしようと立ち上がったのか忘れてしまうようになって気になっていた。脳ドックをしても特に認知症も脳梗塞の傾向もなく、異常なしで診断された。それでもやはり思い出せないことが続いていた。

ちょうど脳検定のモニターを募集しているのを見つけ、やってみることにした。ある企業が認知症にも効くかもしれない健康食品を提供してくれこの食品を食べる前に脳検定をし、1か月食べ続けたあともう一度脳検定をして、その食品が脳の活性化に効果があるかどうか調査するモニターだ。

初めて脳検定をやってみたところ、なんと総合点が32歳並みの脳となった。実年齢より25歳以上も若いことになる。仕事をしているときも、自分でも頭の回転はわりに速いな、とはうすうす感じていた。ただ、最初にもいったが人の名前が出てこない。もしかしたら頭の回転が速すぎて、口が着いてこないのかな、とか楽観的に思うしかないか。

とはいうものの、この脳検定が意外にハードで相当の集中力と瞬発力を要する。分野を細かく分けて、一定の時間内に如何に迅速に、且つ間違えずにどれだけ多くの回答ができるかを多角的に測る。

どういう項目かというと

①数字の記憶: 画面で下図の羅列を見て、次の画面で覚えた羅列をランダムに指定された右から、左から入力していく、桁がだんだん増えていく)

②言葉の記憶: 画面で8つの物の名前を見せられ、次の画面で物の名前が出てきて、先ほどの8つに入っていたか否か答える)

③空間把握: ブロックを積み上げた立体形を見せられ、次の画面で、視点を変えた同じ立体形を見せられ、間違いをひとつ探す)

④記憶と計算: 数の羅列を見せられ、次の画面でまた数の羅列を見せられる、その次の画面で、1つ前の数と今見えている数を足し算した答えを次々と答えていく、進むにつれ、2つ前、3つ前と難度が高まる)

⑤変化推理: ある図形があり、ブラックボックスを通ると、その図形が変形していく。図形の変形結果を見て、ブラックボックスの規則性を答える。

一番お手上げだったのが③の空間把握だ。普段地図を見る時も、自分の位置を確認しながら地図をひっくり返したりすることがあるが、その弱点がもろに出た。図形を見せられ、見る視点を変えられただけで、もうどれが同じ図形か頭が真っ白になって分からなくなる。2度ほど受けなおして、やっと実年齢を少し下回る成績となった。

これくらいの図形なら即答できるが、段々図形が複雑になるにつれ、頭がまっしろになっていく。

この空間把握を向上させる何かいい訓練方法があったら知りたいものだ。半月後の食品摂取した後の脳検定や如何に、だ。