製本道具をそろえる~折りへら~2022年04月17日 19:11

薄く平たい長方形の竹へらは、和紙など紙を2つに折る際に使う。両手を使って角を合わせ、手の小指側の側面で折を付けることも可能だが、枚数が多く、また紙が大きいと、手の側面だけでは半分にうまく折れず歪みが出てくる可能性がある。
その時にこの竹へらを使うと、効率よく、正確である。
使い方は以下の通り。
紙の左下の角を合わせて軽く折り曲げる。
竹へらを折った辺の真ん中に当て、真ん中を軸として当てたまま、ワイパーのように半円形状に上下に滑らす。
紙の端から端まできっちり折がつく。
これを繰り返す。古くから伝わる日本の道具である。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://onokorojima.asablo.jp/blog/2022/03/22/9474756/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。