「アベ政治を許さない」を許さない2019年11月15日 23:10

月初めに近所の稲荷神社に毎月お参りすることにしている。神社庁が月に一回無料で発行する先人の言葉や和歌を印刷した短冊「生命の言葉」をいただくのが目的でもある。その稲荷神社の参道には何軒か店舗があっていずれもお稲荷さんにお供えする油揚げやろうそく、狐の置物などを販売している。ある時いつものように参道を通りかかるとそのうちの1軒が店先のガラス戸に「アベ政治を許さない」という貼り紙を掲示しているのを目にした。店の横の郵便受けをみると、「赤旗はこちらに入れてください」と貼ってある。日本共産党を支持する人の店だった。

誰でも思想信条の自由はあるから、店主が安倍政権を嫌うのも自由だ。がしかし、それは家の中でやってくれ。いやしくも神社の参道にお店を出し、感謝と祈りの場所である神社にお参りに来る参拝者に向けて「アベ政治を許さない」という店主の信条を我々に「強要」するのはちょっと違う。議会制民主主義で合法的に選ばれた安倍政権は私自身是々非々で支持しているが、神社の一角で商売をしてる店主がこのような形で参拝者にイデオロギーを押し付けるのは非常に不愉快だ。

この稲荷神社はホームページを開設していたので、この店舗の事を伝え、どうされるかの判断は神社に委ねるとインターネットで意見した。翌週、参道を通りかかると店舗の「アベ政治は許さない」の掲示は取り外され、普通の店先に戻っていた。もともとあまり繁盛している風ではなかったが、それから1年ほど経ってある日通りかかったら「しばらく休業します」と貼り紙がしてあり商売に見切りをつけたようだった。