神様の水の消費期限2021年09月05日 20:30

 全国の国ごとに一之宮と呼ばれる神社があり御朱印を集めている。平城京の古都奈良には意外や意外、一之宮がひとつしかない。三輪素麺でゆうめいな三輪にある大神神社(おおみわじんじゃ)が大和国一之宮である。友人とそこを訪れた。

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 本殿の奥に薬井戸と呼ばれる湧き水があった。万病に効くという薬水が湧き出る井戸で、富山県の人たちが製薬で薬を水で溶くのに使ったり、書画を書く際に使うとの由緒書きがある。武漢肺炎の影響で井戸は閉鎖しており、代わりにここからパイプを敷いて臨時水汲み場をつくり、複数の蛇口からご神水がでてくるようになっていた。「ご神水」として近隣から空いたペットボトル数本を持参して水を汲みに来る参拝がひっきりなしにやってくる。ここで汲めばお賽銭のみ入れればいいのだが、私はペットボトルの持ち合わせがなかったので、社務所でペットボトル入りのご神水を拝受した。
 ボトルには「御神水」のラベルと「冷蔵庫で保管いただき早めにお飲みください」の注意書きのみだった。
神職の方に「妙な質問ですが、ご神水の消費期限はどれくらいですか」と尋ねたら「生水を組んでますので、2~3日でしょうか、できるだけ早くお飲みください」との答えだった。

「煮沸すれば大丈夫でしょうか?」

 煮沸などすれば神様の霊気もたちまち煮えくり返ってすっかり無くなってしまいそうな気がしながら、念のため聞いてみた。

「んん、とにかく早めにお飲みください」というのが神職のファイナルアンサーだった。
 3日以内に消費しきれるかどうかわからないが、武漢肺炎や風邪封じも兼ねて、そのままいただくことにする。