線量日本一の二股らじうむ温泉2020年04月23日 18:45

日本一のアルファ線量 二股温泉
以前いた会社が比較的ゆるい環境で休暇も取りやすかったので、肩こりと手のしびれが治らないかと、2週間かけて初めて湯治しに行った。湯治先は北海道長万部の二股らじうむ温泉だった。
http://www.futamata-onsen.com/quality/ 
ここを知ったきっかけは、東日本大震災の福島第一原発事故発生後に、放射線専門家が、放射能を過度に恐れてはいけない、ホルミシス効果と言って人には適度の放射能が必要であるとし、有名な鳥取県の三朝温泉以上のアルファ線量がある秘湯として紹介していたからだ。
https://www.youtube.com/watch?v=9xdfYuo0bPw
明治時代に開湯され、戦前は帝国陸軍の保養所にもなっていたそうだ。長万部駅から車で40分ほどの山奥の秘湯で、レンタカーでもない限り、行ったら最後2週間山から下りることもできず、私もお風呂に入る以外することはなかった。宿泊代は当時一泊3食付きで6000円~7000円前後、毎食お母さんたちが作る野菜、魚中心の手作り料理で、滞在期間が長いほど一泊分が割引になった。
2週間何をしていたかというと、
朝6時に起床したらそのまま目覚まし代わりに8時の朝食まで風呂に入り
朝食後、昼食の12時までお風呂に入る。
昼食後少し昼寝をして、15時頃になると夕食17時までお風呂に入る。
夕食が終わると、少しテレビを見て再び21時頃まで風呂に入る、の繰り返しで毎日8時間以上は湯につかっていた計算になる。

お風呂はすぐのぼせる性質なので、普段なら烏の行水なのだが、ここ二股温泉のお風呂は、屋外にも36度前後のぬるめの露天風呂があり、鳥のさえずりを聞き、風景を楽しみながらウトウトと何時間でも湯につかることができた。
お湯は源泉かけ流しで、施設裏手で44度くらいの源泉がふつふつと沸いてきてそれを湯増しすることなく直接パイプで浴槽まで引いて、段々畑のようになった浴槽に湯が上から下へと流れていく。一番下手にあるぬるい浴槽から最後は眼下にある河川に直接お湯は廃棄されているようで、常に新鮮なお湯だった。(自然に湧いたものをそのまま自然に戻すのだから問題はないだろう)
湯男が2人くらいいて、1日何度も湯の温度を測りに男湯女湯問わず客がいる浴場に入ってくる、隔日で湯船の清掃とお湯を総入れ替えする。
気を付けなければいけないのは決してこのお湯で洗髪しないことだ。洗ったら最後、湯の成分にたっぷり入っている石灰成分が髪の毛全体につき、たちまち毛髪がカチカチになる。だから洗髪は浴場内に設置されている冷たい水道水で洗うしかなかった。
昼間は地元の人も日帰りでくるので、同じ湯舟で話すこともあった。彼らによると、以前は日帰り入湯料は500円だったが、経営者が代わった途端1000円になった。新しい経営者は函館あたりでパチンコだか消費者金融だかをやっていて、奥さんが中国人らしい、とか。それでも彼らがやってくるのは、お湯の良さなのだろう。私もそれを聞いて気にはなったがお湯に罪はない。
2週間湯治してみて結果は?というと残念ながら肩こりがケロッと治ったということはなかった。だが少なくとも大自然の中で2週間、上げ膳据え膳で何もせずにひたすらぼーっとする時間を過ごせたことは幸せなことだし、身体全体は絶対ほぐれているはずだ。湯治中、あまりののんびりさに、ここに転職すれば毎日お風呂に入れるなとちょっと本気で思った。(実際に働いてみれば朝早くから夜遅くまで旅館は大変だと思う、浴槽の清掃やパイプの洗浄もすぐに石灰が付くから相当大変らしい)
時間ができたらまた訪れてみたい場所のひとつだ。願わくば今後もインバウンドがやってこない静かな場所であることを祈る。

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