金唐革紙を見てきた~岩崎邸~2020年10月22日 06:07

金唐革紙
先日水森亜土展を見た帰り道、三菱財閥の旧岩崎邸にも立ち寄ってきた。旧岩崎邸は以前から訪れたかった場所だった。きっかけは広島県呉市の旧呉鎮守府司令長官官舎を見学した時に、室内を彩る金唐革紙(きんからかわし)という壁紙があることを初めて知り、同様に東京の旧岩崎邸の内装にもその壁紙があるからとガイドさんに教えてもらっていたのだ。
金唐革紙とは、日本の伝統工芸品で、和紙に金属箔(金箔・銀箔・錫箔等)をはり、版木に当てて凹凸文様を打ち出し、彩色をほどこし、全てを手作りで製作する高級壁紙である。金属箔の光沢と、華麗な色彩が建物の室内を豪華絢爛に彩る。(ウイキペディアより)
旧岩崎邸は戦後GHQが接収後、今は都立の有料公園として管理されている。館内には日本で初めてと言われる英国DULTON製の洋式便器(男性用と女性用と手洗いシンク)も見学できる。
肝心の金唐革紙は2階の客間と来客用食堂にあった。(写真)

余談だが大学時代同級生で岩崎君というちょっと頼りなさげだが気持ちの優しい奴がいた。卒業後就職し、それから20年後くらいに、中国に駐在することになったと連絡が来て再会した。その時に勤め先を聞いたら三菱マテリアルだった。在学中はちょっと小馬鹿にしていたが、もしや旧財閥の御曹司か、とその時思った。今回岩崎邸を訪ねた時に、展示してあった岩崎家の家系図を見ながら、岩崎君の顔がちょっと浮かんだ。「あいつ(中国から戻って)今何している?」かな。

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