おもてなしが出来ないおもてなし審査団体~サービスデザイン推進協議会~2020年06月11日 20:43

おもてなしが出来ないおもてなし審査団体
持続化給付金手続きの委託先について疑義がでて初めてこの「サービスデザイン推進協議会」という一般財団法人を知った。サイトで調べると、おもてなし規格認証を全国のサービス業に付与する団体のようだ。
要するにサービス業の会社や店舗がこの団体に審査料を払いおもてなしの水準を認定しもらい、ランクによって認定料を1万円~30万円を払う。更新の度に同額の認定料を払支払い続け、いわば、おもてなし分野の日本版ミシュランみたいなものだ。
https://www.service-design.jp/

ところがサービス業のおもてなしを審査するこの団体自身、おもてなしが全くできていない。

2016年に設立された団体なのに、この間まで、検索してもおもてなし規格認証のサイトだけで、この協議会自体のホームページはヒットしなかった。この度国会で問題になって以降の2020年6月4日に初めてホームページを立ち上げ、法人概要、定款、決算を公開した。代表理事は「ホームページリニューアルの御挨拶」と言っているが、新しく立ち上げたのでリニューアルではない。不誠実だ。
https://www.servicedesign-engineering.jp/index.html


持続化給付金事務受託も、さらに「再々々々委託」で、 「やしゃご請け」という言うらしいが、政府も全容把握できていな程とのこと。こんなに「々」が付いているのは見たことがない。持続化給付申請も何が不備か説明してもらえず何度もやり直す企業や、歌手のSAYAさんは電話で窓口に問い合わせたら、応対や言葉遣いが明らかに素人か学生風で、説明も明確でなく不安を覚えたと動画で言及している。このようなサービス品質の団体が審査料をいただいて他人様のおもてなし認定するサービスデザイン推進協議会だ。彼ら自身が、政府から請け負ったサービスを責任をもってやれていない。こんな無責任な団体に自分のおもてなしを審査してほしくない。

③サービスデザイン推進協議会の構成メンバーは、電通、トランス・コスモス、パソナ、大日本印刷からの出向者がメインの団体で、飲食店店員さんや旅館の女中さん、タクシー運転手さん等現場の人々の日頃の苦労から一番遠い業種の面々だ。過去に受注した事業を見ると経産省関連事業を請け負う何でも屋で、インバウンドやオリンピック利権とも結びつく。
https://www.servicedesign-engineering.jp/news/20200608.html

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