テンションが下がりきった2020東京五輪2020年03月14日 10:30

東京オリンピックロゴ
思い返せば、ロゲ会長が「トキョー」と言って東京五輪の当選発表をした瞬間が私の2020東京五輪へのテンションのピークだった。まさしくあの1964東京五輪の年代の者として今回の五輪も応援したい気持ちがあったものの、その後一連の出来事によって2020東京五輪へのテンションがどんどん下がっていった。

①開催時期が1964東京五輪同様10月かと思ったら、猛暑期間と知る。一方で東京都暑さ対策には限界がありIOCからマラソン札幌開催を宣告され東京五輪のコンセプトが崩れた。
②不透明な選考過程ののち発表された五輪ロゴはすぐ盗作疑惑が浮上し、再募集して仕切り直しする。
③外国人女性建築家が設計した新しい国立競技場は建築費が予算オーバーだと分かると、この建築家を解任し仕切り直して紛糾。
④2020五輪決定後インバウンドをどんどん受け入れ、日本人軽視、インバウンド優遇の政策が目に余る。例えば
消費税増税で日本人の生活を苦しめる一方、爆買いインバウンドには日用品への免税導入。買った日用免税物品を日本出国時税関に提示する必要がないため、例えば在日長期滞在の外国人が購入後そのまま国内消費してもバレない性善説の抜け穴システム。挙句の果てに爆買いでマスクも持っていかれる。
観光庁により全国規模で提供されている無料Free WIFIも利用登録説明は外国語のみ、連絡先登録も私の携帯電話番号を登録しようとするとはねられ、日本人観光客が利用できない仕組み。
⑤オリンピック入場券も購入方法が複雑で当落もあり高価でテンション下がる。
⑥電通を筆頭に五輪特需に群がる企業の「俺たちが世の中動かしている感」に嫌悪感。
⑦インフラ関連も空港、鉄道が新ターミナル、新駅を計画、世界中からくるインバウンドをもくろんで設計を進める。
⑧政府は五輪担当大臣、スポーツ庁と長官を創設。体育の日という名称を「スポーツの日」とし、「運動を通じて身体を育む(はぐくむ)」という意識から単なる「ゲーム」としての運動にしてしまった。つまらない。
⑨勤め先がサポートする五輪アスリートの予選試合応援無料ツアーに応募したがこれも落選。結局この選手も予選落ちし、決勝までいけず。
⑩オフィシャル企業・自治体の聖火リレー参加募集があったので応募してみたがいずれも落選。

世の中の五輪ムードが上がれば上がるほど、こちらのテンションが下がってきたところへ、武漢肺炎。
武漢肺炎で日本以外の世界各国が非常事態宣言開始、WHOもやっとこさパンデミック宣言、日本だけは誰もが東京五輪は予定通りとしか言えず、アテネに聖火を取りに行く。

2020東京五輪の今後について
IOCはWHOの方針に従うとし、
WHOがパンデミックの終息宣言ができるのは世界で28日間一例もその感染病が発生しなかった場合だという。5月末が東京五輪開催可否判断時期とすると、4月末以降世界で武漢肺炎が1例も発生しない状況でなければいけない。無理だろう。
WHOが終息宣言できないならIOCは五輪中止(もしくは延期)を東京に宣告するしかない。

今後7月末まで、聖火が双六のように全国を一筆書きで回っていくが、途中で延期もしくは中止が決まったとき、下がりきった私のテンションが再び上がりそうな予感がする。
聖火が全国を回っている中、中止が決まったその瞬間にその聖火は誰によってどう処理されるのか前代未聞の状況を注視したいから…。

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