[●] 日本の祭日2019年11月04日 22:55

日の丸
敗戦後の昭和22年GHQの占領下で日本は法律上「祭日」という呼称を廃止させられ「祝日」と呼ぶことになった。祭日とは、皇室や神道祭祀に関係ある日だからGHQにとっては都合が悪く、戦後80年経った今でも、日本のメディアはGHQの意志を後生大事に守り、特に皇室に関係あるこれら祭日の由来についてあまり紹介したがらないような気がする。
昨日の11月3日は「文化の日」だったが、戦前「明治節」と言って明治天皇の誕生日だった。文化勲章受章のニュースは流れても明治天皇の誕生日だとはどこも報じない。
4月29日は昭和天皇の誕生日(天長節)であったが、崩御後「みどりの日」となり、昭和天皇をしのぶ国民らの運動により「昭和の日」と改名された。
11月23日は「勤労感謝の日」で、昔小学校では、「働いているお父さんお母さんに感謝しなさい」と先生から言われたものだが、戦前は「新嘗祭」(にいなめさい)と呼ばれ、今でも全国の神社で行われる「収穫祭」で大切な行事である。宮中では天皇陛下がその年獲れた「新米」を神様に捧げ一緒に食事をする祭祀である。
「春分の日」と「秋分の日」も皇室では「春季皇霊祭」と「秋季皇霊祭」といって皇室のご先祖さまに尽くすお祭りだ。
2月11日の「建国記念日」はもともと「紀元節」といって初代神武天皇が2680年前に即位された日とされている。

「建国記念日」と言えば、アメリカ然り、中国然り、どこの国でも大々的に国旗を掲げて国民全体でお祝いする。日本の今の日本人だけがなぜこの日が建国記念日なのかもよくわからず、テレビでも一切報じず、家々に日の丸を掲げることもなく、静かに過ぎ去っていく日である。戦後レジームの呪縛から早く脱却してみんなでお祝いしたいものだ。

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